【霊界解放シリーズ504】四溟大師「私が日本を変えてやろう!」(2023.11.27)
2023年11月27日
【霊界解放シリーズ504】四溟大師「私が日本を変えてやろう!」
四溟大師は文禄・慶長の役当時、僧侶たちを集めて義兵を起こし、戦後は京都に外交使節として派遣され、幕府の実力者・徳川家康と講和条約を結び、朝鮮人捕虜3千余名を連れて帰るなど、戦乱収拾にも大きな功績を残した高僧です。
慶尚南道の蔚山陣営にいた加藤清正が「会いたい」と要請すると、四溟大師は単身で敵陣に飛び込みます。清正は日本軍の威容を誇示して大師の気勢をくじこうと、兵士たちに鋭い槍と剣を持たせ、数里にわたり一列に並ばせました。ところが大師は少しも恐れる様子を見せませんでした。
清正が「朝鮮の宝は何か」と尋ねると、「朝鮮の宝は朝鮮のものではなく、日本のものだ」と答えます。清正がその宝が何かと尋ねると、「今、我が国ではあなたの首を宝と考えている」と答えます。清正は「貴国では、あなただけが偽りがなく、他の者は信用できない」と、賛嘆を惜しまなかったといいます。
この名言は日本で広く伝わり、四溟大師が講和交渉のために日本へ行った際、日本人たちは「あの方が説宝和尚だ」と歓迎し敬いました。抑仏の気風が強かった朝鮮よりも、むしろ日本で高く評価されたのです。
大師は徳川家康と1605年2、3月の二度にわたり伏見城で会見したと伝えられています。大師が徳川に伝えた国書には「今や日本と敵国となったので、朝鮮より『生仏四溟堂』を使者として送るゆえ、才を競い国交を正すことを願う」と書かれていました。
徳川は「生仏、すなわち生きた仏という言葉は、我々(日本)を見下し欺こうとするものに違いない」と、臣下を通じて様々に試させましたが、皆驚愕したといいます。大師が堂々としつつも淀みなく正しいことを述べたからです。それでようやく徳川は疑いを解き、礼を尽くし丁重にもてなしたといいます。
大師が戦争を起こした責任を追及すると、徳川は戦争は自分が起こしたものではなく、前の首長が過度に欲を出した結果だと代わって謝罪し、①朝鮮を再び侵略しないこと、②和平の象徴である通信使の交換、③捕虜の送還、④宣陵・靖陵盗掘犯の引き渡し、などの講和条約を締結します。
今日、慶尚南道密陽市の弘済寺には四溟大師を称える表忠碑がありますが、不思議なことに国に大きな困難や戦争など不安な兆しが見える時には汗を流すとされ、「汗を流す表忠碑」としてもよく知られています。
「正其誼而 不謀其利 明有日月 暗有鬼神 苟非吾之所有 雖一毫而莫取」
加藤清正が四溟大師に文を請うと書き与えた文。「正しいことでなければ利を求めるな。明るいところには日と月があって照らし、暗いところには鬼神がいてすべてを知る。まことに私のものでないなら、一本の毛すら貪るな。」他人の土地を貪らず早く帰れという意味。
栄進様との対話 (11月21日、四溟大師生家/密陽)
栄進:あの方(四溟大師)は日本についてどう思っていたのだろうか?
応答:攻め込んで人々を大勢殺したのですから、二度と同じことができないよう厳しく対処されたのでしょうね。
栄進:そうだろうな、当然ひどい国だと思っていただろうな。
応答:当時、朝鮮朝廷がまったく力を発揮できずにいたので、僧侶たちが奮い立ったのです。
栄進:日本をひどい国だと思っていたが、一方で実にすごい国だとも思っていたのだ。
応答:驚いたでしょうね、朝鮮に比べて多くの技術を持っていましたから。
栄進:そういう国が朝鮮に来たということが、実にすごいことだと思ったのだ。
応答:船に乗って数十万人が来たのですから。それを高く評価されたのですね。
栄進:そういう人々がいるという事実に驚いたのだ。この国にはそういうものがないのに…この国にはそういう力がないのに…
応答:そうでしょうね。
栄進:ところが、日本にはそういう力があったのだ。だから驚いたのだ。
応答:当時、日本にはカトリックが入っていましたから、鉄砲技術など西洋文明を身につけていましたね。一方、朝鮮は中国に頼り切って閉鎖的だったのですが。
栄進:その通りだ。日本がすごい国だとも思ったが、それだけでは足りないと思ったのだ。精神というものを考えなければならないが、そういう国はなかったのだ。
応答:内容が貧弱だったということですね?
栄進:その通りだ、それでこの国(日本)を変えられるのは精神だと思ったのだ。「私があそこへ行って日本を変えてやろう」と思ったのだ。
応答:それで示されたのですね。徳川家康が兵卒を集めて威嚇したではありませんか?それでも堂々と敵陣へ歩み入り、3千人を連れて帰られたのですから。
栄進:それを見せたかったのかもしれないな。
応答:一対一の談判で徳川を感動させましたね。そういう精神を学んでほしかったのですね?
栄進:その通りだ、それで自ら訪ねて行ったのだ。「私があの国へ行って、思い知らせてやろう」と。
応答:朝鮮にも人材がいるという事実を示したかったのですね。
栄進:そうだ。
応答:政治家が力を発揮できないから、僧侶が奮い立ったのですね。こちらの方がよりアベルですね。今この時代はどうでしょうか?
栄進:物質があふれかえる時代ですから、あの時の日本に似ているというべきかしら。
応答:そうですね、そうしていると物質に流されがちですね。
栄進:精神が消え去っているだろう。
応答:そういう国は宇宙の法則に反することだから、滅びるしかないでしょうね。やはり精神、すなわち主体を中心に正しく立たなければなりませんね。
栄進:そうだ。
応答:やはり国というものは、宗教者がその役割を果たせなければ滅びるものですね。
栄進:その通りだ。
応答:宗教は魂を象徴するでしょう?それが崩れれば魂のない国になるでしょう。滅びるしかありませんね。
栄進:その通り、そうなるだろうな。
応答:民主主義国家は自分たちこそ神様主義だと誇らしげに言い立てますが、本当に神様主義でしょうか?共産主義無神論に対して本当に自信を持って言えるでしょうか?宗教者の責任が大きいですね。
栄進:そうだ、今は宗教者が消えてしまったのだ。
応答:真の宗教者が目につきません。宗教者がむしろ物質をもっと追い求める世の中ではありませんか?
栄進:そうかもしれないな、お金を好む宗教者になってしまったから。
応答:誰にも劣らずお金ばかり追いかける宗教者もごまんといますからね。
栄進:宗教がお金を集める場所になってしまったから。
応答:その通りです、統一家はどうでしょうか?
栄進:宗教法人と言うのは難しいだろうな。宗教法人は宗教を中心にしなければならないのに…私たちを宗教だと言うのは、少し難しいだろう。
応答:霊界からだんだん遠ざかり、現実的なパワーを誰が先に手にするか、そんな競争をしているではありませんか?それなら滅びるしかありませんね。
栄進:その通りだ。
応答:四溟大師が泣かれるでしょうね。いくら霊界協助してくださいと祈ったところで…
栄進:その通り、「導いていけるような人物がいないな!」こうお考えになっているのだ!
応答:恥ずかしいですね。祈らなくても、私たちが正しい道を歩んでいれば、霊界は自動的に働かれるでしょうに。今も私たちを教えてくださっているのですね。まさに大先生でいらっしゃいます。あの碑(表忠碑)から汗が出るのは霊的現象ですか?
弘済寺「表忠碑閣」
栄進:その通りだ。
応答:そこにお坊様のような善霊がたくさん憑いていらっしゃるのですか?
栄進:そうだ、憑いているのだ。
応答:西山大師(四溟大師の師)は北にいらっしゃいますから、お二方が南北統一のために働いてくださればと思います。
栄進:それは、そうしなければな。
応答:それが今この時代の愛国の道ですね。今こそ再び奮い立ってくださることを願います。政治家たちには難しいですから。
(おわり)




