【霊界解放シリーズ131】 生態科学の開拓者・ソロー 「自然は人間に似ている。本来、同じものからつくられたのではないか?」(2021.07.26)


2021年07月26日

【霊界解放シリーズ131】

生態科学の開拓者・ソロー

「自然は人間に似ている。本来、同じものからつくられたのではないか?」

ヘンリー・デイヴィッド・ソロー(1817~1862年)は、産業革命直後に起こったアメリカン・ドリームなど、成功を夢見る世の中の流れとは反対に、マサチューセッツ州のウォールデン湖畔の森へ入り、自ら小屋を建てて自給自足の生活を営んだ「生態科学の開拓者」であり、「詩人にして博物学者」でもあった。

彼の代表的な随筆集『ウォールデン』は、物欲に染まった社会と決別し、森の中で送った簡素な生活を記録したもので、アメリカ随筆文学の最高峰と評価されている。

世界中で愛読され、法頂和尚をはじめ、トルストイ、ガンジー、キング牧師、マンデラなど、多くの人々に影響を与えた。今後、気候問題を解決するために活躍することが期待される。

霊人:

いつも、このようにしていたのだが……!?

応答:

変わることはなかったのですね。

霊人:

そうなのだ。いつも変わらなかったのに……。そうだったのだが……!?

応答:

ところが、結果はどうだったのですか?

霊人:

変わったのだ! なぜ、このようになったのだろう? いつも変わらなかったのに……!?

応答:

ああ、思いがけない結果ですね!

霊人:

なぜ、このようになったのだろう? そのようにするつもりはなかったのに……!?

応答:

それで、うまくいったのですか、それとも失敗したのですか?

霊人:

ああ、うまくいったのかもしれない。

応答:

それなら、素晴らしい発明ですね。偶然の発明、あるいは偶然の成功とでも言うのでしょうか!

霊人:

そのような意図はなかったのだが、結果的に、このようになってしまった。

応答:

運よくうまくいくこともあります。結果的によかったのなら、それでよいではありませんか?

霊人:

もちろん、そうだ。

応答:

それでも、その原因は知りたいのでしょう?

霊人:

いろいろと考えてみよう。いろいろな角度から考えることが、私の仕事なのだ。

応答:

研究者ですか? 科学者? 哲学者? それとも発明家ですか?

霊人:

いろいろと考えることが好きなだけだ。

応答:

いろいろと考え、実験もしてみたのですか?

霊人:

そうだ。

応答:

しかし今回は、これまでとは異なる結果が出たのですね。思いがけない発明です。

霊人:

ああ、そのようになってしまったのだ。

(ソローは、家業である鉛筆工場の仕事を手伝いながら、良質な黒鉛と鉛筆の芯の製造法を発明し、アメリカの鉛筆史に重要な業績を残した技術者でもあった。)

応答:

そのようなこともあります。これまで地道に努力してきたおかげで、ひらめきが働いたのかもしれません。

例えば、水というものは100度になるまで蒸発しませんが、100度になると急に性質が変わります。

霊人:

そうだ。

応答:

それと少し似ているように思います。

霊人:

そうかもしれない。

応答:

努力したおかげで、そこに1パーセントのひらめきが加わったのではないでしょうか?

霊人:

ああ、そうなのか!

応答:

自分の考えではない何かが混ざったのだと思います。それで、性質が少し違うのでしょう。

霊人:

そうだ、その通りだ。

応答:

質的な変化が起こる。それを飛躍といいます。飛躍的で、思いがけない驚くべき発明ですね。

霊人:

そうなのか? そのようなこともあるのだな。

応答:

ご本人にとっては、かなり驚くべき結果でしょう?

霊人:

そうだ、その通りだ。私も知らないうちに、このようになってしまったのだから。

応答:

それは不思議なことではなく、自然な流れだと思います。1パーセントほどは、神様が関与されるのですから。

霊人:

ああ、そのようなこともあるのだな。

応答:

神様と人間は、二人三脚のパートナーなのです。

霊人:

そのようなこともあるのだな。

応答:

しかし、外からは見えない、目に見えない手です。

霊人:

ああ、それは知らなかった。

応答:

99パーセント努力すれば、神様が「頑張れ」と励ましてくださるのです。だから成功したのだと思います。

霊人:

おそらく、そうなのだろう。かえって、うまくいったのかもしれない。

応答:

数学者ですか?

霊人:

いや、数学者ではない。いろいろな角度から多様に考えてみるだけだ。

応答:

ああ、好奇心が旺盛なのですね! それは生まれつきの才能です。世の中の発展は、好奇心から始まります。

霊人:

その言葉は正しい。

応答:

精神的に若いので、好奇心も強いのでしょう。

霊人:

ああ、そうなのか?

応答:

新しい事実を発見したいという若い心があるのですね。年を取っても、心はまだ青年です。それは才能だと思います。

霊人:

そうなのか?

応答:

素晴らしいですね! 今も心は青春、魂も青春です!

霊人:

そうかもしれない。私は年を取らないから。

応答:

年を取ると、夢は消えていくものです。現実的に、「ああ、これも駄目、あれも駄目だ」と諦めてしまうからです。夢を見るということは素晴らしいことです。

霊人:

私は、そのようなことが好きなのだ。

応答:

若者たちは、そのようなことを学ばなければなりません。いつも考えている人は、知的な人です。

霊人:

ああ、そうなのか? 考えることが好きなのだ。

応答:

いつも頭を働かせていますからね。

霊人:

不思議なことだが、世の中を眺めていると、なぜこのようになったのだろうと考えるではないか? そうすると、面白くなるのだ。

応答:

世の中がこれからどのように動いていくのか、とか……。本を読むことは好きですか?

霊人:

ああ、好きだ。面白いではないか? 本当に面白い。世の中について多くを知ろうとすれば、知らなければならないことが実に多いから。

応答:

過去を見れば、未来が見えるものです。未来学者なのですね!

霊人:

ああ〜、そこまでかどうかは分からないが、面白そうだと思えば、やはり調べてみるのだ。

(ソローは、「この国は自ら掘った落とし穴にはまり、贅沢と不必要な支出によって破滅し始めている」と述べ、資本主義の財政危機を鋭く見抜いた。)

応答:

本当に素晴らしいですね。

霊人:

私が探しているものは、何だと思う?

応答:

宇宙が好きなのですか?

霊人:

ああ〜、宇宙はさらに難しいので、分からないと思う。もっと身近な話の方がよい。

応答:

人間の脳ですか?

霊人:

そのようなことはできないが、自然の中で暮らすことが好きなのだ。

応答:

お坊さんに似ていますね。

霊人:

お坊さん?

応答:

はい。お坊さんも山の中で暮らしますから。

霊人:

そのような所、つまり寺にいるわけではないが、自然の中で暮らしていると、さまざまなものが見えてくる。木の枝など、いろいろなものがたくさんあるではないか? そのようなものを観察することが好きなのだ。

応答:

ああ、自然を愛する人なのですね。

霊人:

どうして、このように美しいのだろう? そのようなものを眺めながら、人間はなぜ、このようにつくられたのだろうと考えるようになる。

応答:

そうでしょうね。

霊人:

それは、人間の構造と自然が似ているからなのだ。

応答:

ああ、そうなのですか?

霊人:

そのことに気づいた時、どれほど喜んだか分からない!

応答:

似ているからこそ、通じ合うのでしょう。

霊人:

ああ、そうなのだろう。自然の構造と人間が似ていると考えると、本来、同じものからつくられたのではないかという考えが浮かんできたのだ!

応答:

ああ、偉大な発見ですね。

霊人:

それが気になって、気になって、いろいろと調べてみることが本当に面白いのだ。

応答:

それを学問にするとよいですね。似ている点もありますが、異なる点もありますね?

霊人:

そうだ。似ていながら違うのだ。もちろん違う。それもまた別の面白さだ。なぜ違うのだろうと考えるようになるから。

応答:

そうなのですね。

霊人:

それに、生きていくために必要なものも、それぞれ違うではないか?

応答:

そうですね。

霊人:

私の考えでは、水は必ず必要だと思う。

応答:

はい、水は必要でしょう。

霊人:

人間にもそうだし、ほかの生物にも絶対に必要なものだ。それが不思議なのだ! 同じ存在ではないのに、なぜそうなのだろう?

おお〜、考えたことはあるか? 面白いではないか? そのようなことを考えていると、面白いことが本当にたくさんある。私は、そのように考えることが好きなのだ。

応答:

ああ、そうなのですね。

霊人:

そのようなことを考えているうちに、人間にはなぜ心というものがあるのだろう、と考えるようになった。そうではないか? 人間は、ほかのものとは少し違うではないか?

応答:

そうですね。

霊人:

それがまた神秘的なのだ!

応答:

確かに違いますね!

霊人:

それが最も神秘的なのだ!

応答:

はい、その通りです。これから研究しなければなりませんね。

霊人:

ああ、そうしようと思っている。

応答:

心というものは、死なないのですから。

霊人:

おお〜、おお! そうなのか? それは物質とは違う。それがまた面白いのだ。

応答:

これから研究すべき課題ですね。身体を持っている間には、分からないかもしれません。おそらく、身体のない心の世界に入らなければ、分からないのでしょう。

霊人:

その心というものは、本当に神秘的だ。いったい、どこから来たのだろう?

応答:

魂から来たのでしょう。

霊人:

魂!

応答:

人間という偉大な存在が、そのまま消えてしまうのは、もったいないではありませんか。ですから、保存し続けなければならないのでしょう。

霊人:

なるほど!

応答:

そのまま腐ってしまうのは、もったいないではありませんか。

例えば、あなたが一生をかけて学び、真理を発見したのに、それがそのまま消えてしまったら、どれほどむなしいでしょう。ですから、それを保存したいと思うはずです。

霊人:

ああ、どのように保存するというのだ?

応答:

あなたの心の中に保存し、それを持って行かなければなりません。

霊人:

ああ!

応答:

それは消えません。神様が、あなたの魂、あなたの心の中に積み上げてくださったものだからです。

これからは、その心の世界を学び、発見していくのです。

霊人:

霊界へ去る。

(おわり)

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