【霊界解放シリーズ117】 皇帝ナポレオン 「人の上に立つ器ではない者が、世界を制覇しようとしたことを申し訳なく思う!」(2021.07.08)

2021年07月08日
【霊界解放シリーズ117】
皇帝ナポレオン
「人の上に立つ器ではない者が、世界を制覇しようとしたことを申し訳なく思う!」
霊人:
あの人……。
応答:
あの人? あの人が悪い奴だったのですか?
霊人:
いや、違う。あの人をつかまえればよいかもしれないと思ったのだ。
応答:
ああ、そうですか? 私がつかまえてあげましょうか?
霊人:
あの人は、つかまらない。
応答:
手が届かないのですか?
霊人:
そうだ!
応答:
ああ、うまく逃げてしまうのですね。
霊人:
そうだ!
応答:
遠い所にいるのですか?
霊人:
そうだ!
応答:
私が助けましょうか?
霊人:
役に立つだろうか?
応答:
どこにいるか分かるのですか?
霊人:
ああ、分かっている。
応答:
しかし、近くに行くことができないのですか? 近くにはいるのですか?
霊人:
ああ、近くにはいるのだが。
応答:
それでも、近づく機会がないのですか?
霊人:
あるかもしれない。
応答:
つかまえて、自分の味方にしたいのですか?
霊人:
そうだ。それがよいかもしれないな!
応答:
自分の味方にするか、そうでなければ、完全にその人を排除しなければなりませんね。
霊人:
もちろん、自分の味方にする方がよい。
応答:
しかし、簡単には味方になってくれないのですか?
霊人:
そうだ。
応答:
ああ、その人は実力者なのですね!
霊人:
そうだ。あの人の方がふさわしいと思った。私にはできないようだ。
(ジャン・ヴィクトル・マリー・モロー〔1763~1813年〕は、フランス革命によって将軍となり、ナポレオンと共にナポレオン戦争で目覚ましい活躍をした国民的英雄だったが、後にナポレオンとライバル関係になり、アメリカへ追放された。)
応答:
私が力を貸しましょう。
霊人:
私にはできそうにない。
(皇帝の地位は自分にはふさわしくない。)
応答:
まず、自信を持たなければなりません!
霊人:
それはそうだが、私には動くだけの力がない。
応答:
さあ、強くなってください! 強くなってください!
霊人:
ああ! うううううううう……。私に力があるなら……。私が動くことさえできれば、動くことさえできればよいのだが……。
(ナポレオンの死因については、毒殺、胃がん、腎臓疾患など、さまざまな説があるが、栄進様に確認したところ、胃がんで死亡したという。)
応答:
動けるようにしてあげましょう。どこへでも自由に行き、思う存分活躍できるようにしてあげます。あなたのような人が動いてくれれば、世の中ははるかによくなるでしょう。
霊人:
私が動いたところで、もう何もできない。
応答:
今は何もできないでしょうね。
霊人:
そうだ!
応答:
動けるようにしてあげますから、心配しないでください。
動け! 動け!
繰り返し。
頑張れ! 頑張れ!
繰り返し。
霊人:
ああ、動けそうだ!
応答:
皆が、あなたの活躍を待っています。あなたがいてこそ、世の中はさらによくなるでしょうから。
霊人:
違う!
応答:
だから、あなたを迎えに来たのです!
霊人:
うん? 私を連れて行くというのか?
応答:
まず、あなたから動かなければなりません。あなたのような大物を、最初に私の味方にしなければなりません。
霊人:
ああ〜。
応答:
大物ではありませんか?
霊人:
違う!
応答:
あなたには人を見る目もあり、大変な実力者なのでしょう?
霊人:
もう遅い!
応答:
もう一度、機会があります。あなたが動くことが天命なので、もう一度機会が与えられるでしょう。
霊人:
遅い!
応答:
これまでできなかったことを、すべて挽回するために、もう一度、最後の機会があるでしょう。
霊人:
ああ、そうなればよいのだが。
応答:
そのために私がここへ来たのです。頑張れ! 頑張れ!
霊人:
おお! 君は、私をどうしようというのだ?
応答:
あなたを通して、大物たちを動かしたいのです。あなたが最高の大物だからです。大物を動かす大物ではありませんか?
霊人:
違う。私は大物にはなれなかった。
(「私の辞書に不可能という言葉はない」。この名言は、ナポレオンがアルプスを越える前に語った言葉として有名だが、実際にはアルプス越えから13年後、部下に送った手紙に「将軍は私に不可能という言葉を言ったが、それはフランス語ではない」と記したものである。すなわち、「不可能という言葉はフランス語ではない〔Impossible n'est pas français.〕」が誤訳されたものだという。)
応答:
私が助けますから、心配しないでください。これからは、どのようなことでもできるでしょう。したいことがあるなら、
「これをしたい。あれをしたい」
と言えばよいのです。
霊人:
ああ、そうだろう。
応答:
あなたは知恵の袋ではありませんか?
霊人:
あの人の方が、もっと知恵のある人だ。
応答:
ああ、あなたには、それを見抜く目があるのですね。人を見る目を持っている。ありのままを素直に受け入れる人! 自分より優れた人を認めることのできる人! 私は、そのような人格者を探しています。
霊人:
ああ、そのような人がいればよいのだが。
応答:
あなたのような人格者なら、人格者を連れて来るでしょう。
霊人:
私は、もうやめようかと思っている。
応答:
ああ、それこそ素晴らしいですね! 終わりをつける、つまり退くということですか?
霊人:
ああ!
応答:
最後を立派に締めくくること、退くべき時を知ることは、本当に素晴らしいことです!
霊人:
私は数え切れないほど多くのことをしたが、人の上に立つほどの器ではない人間だった。
アルプスを越えるナポレオン。死後に描かれた作品(左)、統領時代に描かれた作品(右)。
(実際にはナポレオンは、赤いマントをまとい白馬に乗ってアルプスを越えたのではなく、野戦用の灰色の軍服を着て、見栄えのしないラバに乗ってアルプスを越えたという。また、兵士たちを先に行かせ、自分は後からその後を追って登ったという。)
応答:
ああ、自分の分をわきまえているということですね。
霊人:
ああ!
応答:
本当に素晴らしいです。素晴らしい!
霊人:
もう帰ろうと思う。
応答:
さあ、帰りましょう!
霊人:
思う存分、戦ったからな。
応答:
本当にお疲れさまでした。
霊人:
私は、もう何も望むものはない。
応答:
そうですか。故郷へ帰るつもりですか?
霊人:
さあ、どこへ行けばよいだろう?
応答:
どこへ行きましょうか?
霊人:
帰る場所を探しに、帰らなければならない。
応答:
ああ、そうですか? それでは、一緒に探してみましょうか? 気に入る場所があればよいのですが。
霊人:
おお! 見つけたようだ!
応答:
やはり素晴らしいですね。すごいです!
霊人:
ああ、「こちらへ来なさい」と呼んでいる!
応答:
わあ〜、あなたは天と直接通じる人なのですね。願ったので、すぐに神様が応えてくださったのですね。
霊人:
いや、私が願ったのではない。
応答:
では、誰が願ったのですか?
霊人:
「こちらへ来なさい」と呼んでいる。
応答:
それなら、願いが天に届いたということでしょう。
霊人:
「こちらへ来なさい、こちらへ来なさい」と言いながら、
「もう十分だ」
と言っている。
応答:
それこそ、天と通じたということです。
霊人:
ところで私は、私のような、これほど小さな人間が世界を制覇しようという野望を抱いたことを、申し訳なく思っている。
応答:
ああ、そうですか? 残されたことは私がきれいに整理しますから、あなたは心を軽くして、無事に帰ってください。
霊人:
ここまでしてくれただけでも十分だ。
応答:
ああ、そうですか? 帰る場所をすぐに見つけることができて、よかったです。運がよかったですね。また会いましょう!
霊人:
うなずく。
応答:
これからは、楽しい人生ですね!
霊人:
ああ!
応答:
すべての荷を下ろし、身軽になって旅立ってください!
霊人:
ああ、そうしよう!
応答:
身軽に飛んで行ってください! 荷物をすべて下ろして行ってください!
霊人:
ああ! 霊界へ去る。
(現在、アンヴァリッドのドーム教会地下に埋葬されているナポレオンの遺骸は、本人のものではなく、従者のものだという説がある。栄進様に確認した結果、やはり本人のものではないという。)





